車の車両保険について
車の車両保険は自分の車が事故や災害などで損害を受けたときに補償してくれる保険です。しかし任意保険の中で最も保険料に影響を与える保険でもあります。
自分の車に車両保険が必要か、補償範囲や限度額をどれくらいに設定するのが良いかのかを正しく見極めることが保険料を節約できるポイントになります。
このページでは車の車両保険について触れていきます。車両保険のことを知って正しいプランを選びましょう!
車の車両保険の種類
車が損害を受けるのは必ずしも他車との事故だけとは限りません。
台風や洪水などの災害、落書きなどのいたずら、落下物等による損害、盗難、さらには暴徒など損害リスクは様々です。
車両保険ではそれらの補償範囲について以下の4種類に分けられています。
■一般車両保険(オールリスク)
■車対車特約付き車両保険(エコノミー)
■車両危険限定A
■エコノミー+限定A
この4種類は補償範囲がそれぞれ違います。
車両保険の種類と補償範囲表
一般車両保険 | 車対車特約付き車両保険(エコノミー) | 車両危険限定A | エコノミー+限定A | |
他社との事故 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
単独事故 | 〇 | × | × | × |
当て逃げ | 〇 | × | × | × |
落下物・飛来物 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
落書き・いたずら | 〇 | × | 〇 | 〇 |
台風・洪水 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
労働運動に伴う暴力行為 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
火災・爆発 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
盗難 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
※詳細については各保険会社の車両保険をご覧ください。
車両保険の賢い選び方はまず自分の車の時価を知ることです。
車両保険の保険金額は車の年式や型式に応じた時価で決められ、保険料もその金額によって変わります。
新車ならまだしも、すでに10年以上も乗っていて中古車としての価値が10万円程度しかないのなら、車両保険は思いきって付けない方が断然保険料が安くなります。
またどうしても車両保険をつける場合は免責金額の設定を決めたり、一般車両保険のワンランク下の単独事故や当て逃げは補償外のエコノミー+限定Aにすることでも保険料を節約できます。
免責金額と保険プランを数パターン決め、それぞれ見積もりを出して、保険料に見合う補償内容を選びましょう!