保険会社のロードサービスとJAFの違いとは?
〇車を運転中に急にエンジンが止まってしまった。
〇駐車場に車をとめた際に間違ってキーを閉じ込めてしまった。
〇路肩にはまって車が動けなくなってしまった。
以上のような車のトラブルが起きた時に、まず連絡するのがJAFや自動車保険会社などのロードサービスだと思います。
車保険に加入している場合は、ほぼ無料で車保険のロードアシスタントサービスを利用できますが、それ以外の方は緊急時JAFを利用する人がほとんどではないでしょうか。
でも、同じようなサービスを提供するJAFと保険会社。そのロードサービスの扱いについては微妙に異なる部分がありますので、ぜひ確認しておきましょう!
まずはじめにJAFについて簡単に紹介します。
JAFのロードサービスは会員制を採用していて、個人会員に入会するには入会金2.000+年会費4.000円の合計6.000円が必要になります。お支払い方法や複数年契約により割引などがあります。(※詳しくはJAFのホームページ参照)
JAFの会員になることで、
24時間体制のロードサービス、
ドライブ相談サービス、
JAF優待割引サービス、
海外でのロードサービス等、
JAFが提供するサービスが受けられるようになります。
また、個人会員にならなくてもJAFのロードサービスは利用できますが、基本料金として6.500〜8.000円(一般道路でのロードサービス利用)が必要になり、さらに作業時間10分毎に800円が加算されます。以上から非会員の場合ロードサービス一回あたりの平均金額は約1万円(※部品代やその他オプション料金等は別)
しかし会員になることで基本料金+30分以内の作業、5kmまでの牽引なら無料になります。JAFを利用するなら年会費を払い会員になっておくことでいざってときの利用料を安く抑えることが出来ます。※ロードサービスを利用するに当たり会員証と免許証の提示は必須です。
次に保険会社が提供するロードサービスについて、ロードサービスが充実しているソニー損保のサービスと比較してみましょう。
ソニー損保のロードサービスは24時間365日、20kmまでの牽引は無料、故障場所についても自宅からの距離制限などはなし。宿泊費・帰宅費用も実費負担でレンタカーも24時間無料などかなり充実のサービス内容です。
これらのサービスをみてみると保険会社が提供する無料のロードサービスとJAFのロードサービスではそれほど内容は変わらないように思います。むしろ無料で利用できる保険会社のロードサービスの方が優れているように感じられます。
しかし、JAFと保険会社では根本的に違うところがあります。
それはJAFのロードサービスは会員を対象とするのに対し、保険会社のロードサービスは被保険車を対象にしているところです。
もし他人の車を運転していたときに故障した場合、保険会社のロードサービスは被保険車のみを対象としているため利用できないことになります。
また、その他にも各保険会社によっては、自宅での故障はサービス対象外であったり、利用が年〇回までなど回数が制限されていたりすることがあります。(詳しい内容については各保険会社の条件を確認しましょう)
まずは、それらの部分を理解したうえでロードサービスについて考える必要があると思います。
ロードサービスの費用を節約したい場合はロードサービスが充実している保険会社を選びJAFには加入しないでおくということもできます。
逆に車の故障に不安のある方(古い車種にお乗りの方)や他人の車にもよく乗るという方でさらに保障を厚くしたい方はJAFにも加入しておくといざって時にも良いと思います。
以下にJAFに加入するメリットをまとめてみました。
〇他人の車に乗る(運転する)機会が多い方。
〇車保険に加入しているが、保険会社のロードサービスが利用できない方(車両保険を付けていない方など)
〇とにかく車のトラブルが心配だという方
〇JAFが提供するレジャー施設割引きなどを使いたい方
以上を踏まえて、ロードサービスについても今一度考えてみましょう!
<PR>日本自動車連盟(JAF)